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走るとすねの内側が痛いのはなぜ?シンスプリントと下腿筋

走り始めや距離を増やした後に、すねの内側が広く痛む。シンスプリントだけでなく、疲労骨折を見落とさないことが重要です。

ランニング中にすね内側の痛みを感じて立ち止まった男性
からだと動きから考える
先に結論

走るとすね内側が痛む場合は、シンスプリント(内側脛骨ストレス症候群)が代表的です。ただし骨の狭い一点が強く痛む、安静時にも痛む場合は疲労骨折を確認します。後脛骨筋・ヒラメ筋のトリガーポイントと、足首・足底の動きも負担へ関係します。

まず、症状の出方を4つに分けます

同じ「走るとすねの内側が痛い」でも、痛みが出るタイミングや一緒に起こる症状によって、優先する対応は変わります。診断の代わりではありませんが、受診時にも役立つ確認項目です。

範囲 広い範囲か指一本の一点か

狭い一点の骨痛は疲労骨折を確認する材料です。

運動量 距離・速度・坂・靴を急に変えたか

負荷の増え方を週単位で振り返ります。

時間 走り始め・走行中・安静時のどこか

運動をやめても痛む場合は受診を優先します。

左右 片側か両側か

接地、靴のすり減り、足首の動きを比べます。

考えられる要因は一つではありません

すね内側痛は骨への反復負荷、下腿筋の疲労、足首と足部の動き、練習量が重なります。

POINT 01 シンスプリント

走る・跳ぶ負荷が続き、すね内側の広い範囲に運動時痛や圧痛が出ます。

POINT 02 脛骨疲労骨折

骨へ負担が集中し、狭い一点の痛みや安静時痛へ進む場合があります。

POINT 03 後脛骨筋・ヒラメ筋の負担

足のアーチと着地を支える筋肉が過敏になり、すね内側へ痛みが出る場合があります。

POINT 04 練習と用具の変化

距離、速度、坂道、硬い路面、靴を急に変えると組織の回復が追いつかない場合があります。

トリガーポイントと筋膜から見ると

すねの骨を強く押さず、後脛骨筋、ヒラメ筋、長趾屈筋など周囲の筋肉を確認し、走行時の痛みが再現されるかを見ます。

  • 後脛骨筋:すね後内側から足底。アーチと着地を支えます。
  • ヒラメ筋:ふくらはぎ深部。接地時の下腿を制御します。
  • 長趾屈筋:すね後面から足指。蹴り出しと足指の安定に関わります。
  • 前脛骨筋:すね前外側。接地時につま先が落ちる速度を制御します。
すね内側からふくらはぎと足底へ続く筋膜・トリガーポイントの図
図で見る「痛む場所」と「痛みの原因となる場所」 すね内側の痛みでは、後脛骨筋やヒラメ筋の過敏な点が痛みの原因となり、足底までの筋膜へ負担が続く場合があります。

痛む場所から離れた筋肉・筋膜まで確認します

すね内側、ふくらはぎ、足首、足底の筋膜は連続しています。足首の可動域が狭い、足部が支えにくいと、着地のたびにすねへ負担が集まります。Aquaでは走行量と片脚動作から痛みの原因となる筋肉と筋膜を探します。

シンスプリントでは負荷管理が中心です。トリガーポイントへの施術は下腿筋の過敏さや可動域を整える補助であり、疲労骨折を除外せずに走れる状態を保証するものではありません。

  • 押すと「いつもの痛み」が再現される点を探す
  • 筋肉単体ではなく、連結した筋膜と動きを見る
  • 同じ動作を施術前後で比べ、変化を共有する

整形外科で確認したいすねの痛み

疲労骨折が疑われる痛みでは、走りながら様子を見ないでください。

施術・セルフケア前に確認したいこと

  • 骨の狭い一点を押すと強く痛む
  • 歩行や安静時にも痛み、夜間も気になる
  • 腫れがあり、片脚で軽く跳べないほど痛む
  • 急な強い痛みと張り、しびれ、足首の動かしにくさがある
  • 休んでも再開直後に同じ痛みが戻り、悪化している

痛みを増やさないセルフケア

骨の一点の痛みや安静時痛がない場合でも、まず走行量を減らし、痛みが残らない範囲へ戻します。

CARE 01 走る負荷を一段下げる

距離、速度、坂道のうち一つ以上を減らし、痛みが翌日まで増えない範囲にします。

中止の目安:歩行でも痛む場合は走らず整形外科へ相談します。
CARE 02 座って足首を動かす

つま先で小さな円を描き、痛くない範囲で足首を動かします。

中止の目安:骨の痛みや腫れが増える場合は中止します。
CARE 03 靴と路面を記録する

靴の使用期間、すり減り、走った路面、距離を記録し、急な変更を避けます。

中止の目安:同じ条件で再発を繰り返す場合は専門家へ相談します。

つらいときに避けたいこと

痛い場所を強く刺激するほどよいとは限りません。症状がはっきりしない段階では、次の行動を避けてください。

  • 痛み止めで感覚を抑えて走行を続ける
  • すねの骨を棒やローラーで強くこする
  • 休んだ直後に以前と同じ距離・速度へ戻す

相談先をどう選ぶか

検査が必要な症状は医療機関へ。強い神経症状がなく、セルフケアで変わりにくい筋肉や動作の問題は、鍼灸院・施術所で相談できます。

整形外科・スポーツ整形
一点の骨痛、腫れ、安静時痛、歩行痛、疲労骨折が疑われる場合。
鍼灸院・施術所
慢性的に続く痛みや症状を改善したい場合。

Aquaでは、痛みの原因と身体のつながりを動作から探します

困っている動作を実際に確認し、痛む場所だけでなく、離れた筋肉のトリガーポイントと連結する筋膜まで見ます。医療機関で確認した内容や服薬、既往歴がある場合は、それも施術計画へ反映します。

主に確認すること

  • 痛む範囲と運動量・路面・靴の変化
  • 足首の背屈、土踏まず、片脚での着地
  • 後脛骨筋、ヒラメ筋、長趾屈筋、前脛骨筋の反応
  • 股関節・膝・足首の一直線上の動き
  • 施術前後で歩行と軽い片脚動作がどう変わるか

確認した内容をご説明し、刺激の強さや施術方法について同意をいただいてから進めます。状態により、鍼灸・手技・セルフケアを組み合わせます。

よくある質問

痛みが走ると消えるなら続けてもよいですか?

温まると一時的に軽くなる場合がありますが、組織の回復を示すとは限りません。運動後と翌日の痛みも見ます。

シンスプリントと疲労骨折はどう違いますか?

広い範囲の痛みか狭い一点かが手がかりですが、自己判断はできません。歩行痛や安静時痛は整形外科で確認します。

ふくらはぎを施術すれば走れますか?

筋肉の負担が関係すれば動きは変わりますが、走行再開は骨の状態と負荷量を含めて判断します。

まとめ

  • 走行時のすね内側痛ではシンスプリントと疲労骨折を分ける
  • 後脛骨筋・ヒラメ筋と足底までのつながりを見る
  • 距離・速度・坂道を減らし、急に元へ戻さない
  • 一点の骨痛、歩行痛、安静時痛は整形外科で確認する

参考情報

本記事は一般的な健康情報の提供を目的としており、診断や治療の代わりになるものではありません。症状が強い、悪化する、受診の目安に当てはまる場合は、医療機関へご相談ください。セルフケアは体調に合わせ、痛みやしびれが増す場合は中止してください。

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状態が重い方は、筋膜の硬さが歪みとなり、身体のクセになっているため、繰り返し良い習慣である治療を入れることにより改善を図ります。特に治療開始初期は、通院ペースが改善の鍵になるため、本気で改善に取り組むためにも、治療頻度をお守りください。