まず知っておきたいこと

  • 慢性緊張型頭痛では、NICEが予防の選択肢として鍼を示しており、慢性頭痛の研究でも痛みと機能への改善が報告されています。
  • 首肩の筋肉から普段の頭痛が再現される場合は、鍼や手技で緊張を整え、頭痛の頻度と日常への影響を一緒に追います。
  • 突然の激痛、発熱、麻痺、言葉の異常、頭部外傷後の頭痛は、施術ではなく救急・医療機関での評価が必要です。

頭痛の名前より、続き方と伴う症状を見る

NICEは、頭痛の頻度、持続時間、強さ、随伴症状、服薬、きっかけを頭痛日記に記録するよう勧めています。締めつける痛みか、拍動するか。動作で悪化するか。光・音・吐き気を伴うか。この違いが医療機関での診断に役立ちます。

鎮痛薬を使う日が増えた時は、薬剤の使用過多による頭痛も検討が必要です。自己判断で増減を続けず、服薬日数を記録して医師・薬剤師へ相談してください。

  • 頭痛が始まった時刻と、治まるまでの時間
  • 痛む場所、締めつけ・拍動などの性質
  • 吐き気、光・音過敏、発熱、目の症状、しびれ
  • 使った薬と服用日数

首肩の筋緊張が重なる頭痛もある

後頭部やこめかみの痛みが首肩の張りと同時に変わり、筋肉への圧迫で普段の痛みが再現される場合、筋筋膜性の要素を検討できます。これは特に、首の動作や長時間の作業と連動する時の観察材料になります。

Aquaでは頭痛の特徴と首肩の筋緊張を合わせて見ます。慢性緊張型頭痛では鍼が予防の選択肢として示されており、首肩の痛みを整えながら、頭痛日数と日常への影響を追います。

いつもの頭痛と違う時は、施術より受診

次の特徴は、NICEが追加検査や紹介を検討する項目に含めています。突然の激痛や神経症状は救急要請を考えてください。

  • 突然始まり、5分以内に痛みが最大になった
  • 発熱、首の強いこわばり、意識・性格・認知の変化がある
  • 麻痺、しびれ、ろれつの回りにくさ、視覚やバランスの異常がある
  • 頭部外傷後、咳・運動で誘発、姿勢で大きく変化、赤く痛む目を伴う
  • 妊娠中・産後に新しく強い頭痛が出た

頭痛の性質が大きく変わった、回数が増えた、嘔吐が続く場合も、医療機関での再評価が必要です。

首肩の緊張を整え、頭痛に邪魔される時間を減らす

受診歴と頭痛日記を手掛かりに、首・肩・顎の動きと筋緊張が日常の頭痛に重なるかを評価します。鍼や手技の後は、首の動きと頭痛の頻度、仕事・家事への影響を確かめます。

  1. 頭痛記録を確認

    頻度、持続、随伴症状、服薬日数、仕事や睡眠との関係を整理します。

  2. 首肩・顎の動きを確認

    動作や圧迫で普段の頭痛が再現されるかを、無理のない範囲で確かめます。

  3. 鍼・手技とセルフケアを組み立てる

    首肩の筋緊張を整え、休憩、頭痛記録、無理のないセルフケアを組み合わせます。

よくあるご質問

片頭痛に首こりが重なる時も相談できますか?

はい。片頭痛の診療を続けながら、併存する首肩の筋緊張へ鍼や手技を行えます。頭痛日数と首の動き、日常への影響を分けて確認します。

薬を使いながら鍼を受けられますか?

医師・薬剤師の指示による服薬を続けながら受けられます。薬の使用日数も記録し、鍼を含む対策全体で頭痛への影響を確認します。

参考資料と、このページで支える範囲

資料は一般的な説明と安全表示の根拠です。Aqua固有の施術効果や、個別の結果を証明するものではありません。

  1. NICE CG150: Headaches in over 12s

    慢性緊張型頭痛に対する鍼の選択肢、頭痛日記、受診が必要な症状

  2. Vickers et al., acupuncture for chronic pain

    慢性頭痛を含む疼痛で、鍼が痛みと機能の改善を示したこと

  3. Lucas et al., trigger point diagnosis systematic review

    筋肉の触診を動作や症状の経過と組み合わせて評価すること